地域と共に歩んで45年。
心からのありがとう。
ご挨拶
森本外科・脳神経外科医院
院長 森本 益雄
森本外科・脳神経外科医院を創立して45年という月日が経ちました。光陰矢の如し、35歳だった私も80歳を過ぎました。若く未熟な医師でしたが、日々の診療の中で皆様に育てて頂いた毎日の連続でした。多くの皆様に深く感謝申し上げます。
開院当初は救急指定医療機関として24時間365日、外来診察・入院・手術と多忙な毎日でした。しかし、障害を抱えて退院された患者さんのことは忘れることはできませんでした。その後の生活はどうされているか気になって看護師さんに訪問してもらうと、きめ細かな支援やケアがないと寝たきりになっているという現実が見えてきました。重度の脳血管障害の方々にこそ身体的なことだけでなく、精神的なサポ-トや家族への配慮・支援も欠かすことができなかったのです。そこで、定期的な訪問看護を始め、住み慣れた町で暮らし慣れた自宅で生活を送るために“今、必要なことは何に?”と考え実行し続けてきた結果が、現在の在宅看取りを含めた自立支援を求めた複合的なケアの実践と施設規模になっていました。
初めは竹内孝仁教授の著書、中央法規出版の「老人ケア」(今は絶版)をバイブルに実践し、その後は「医療は生活に出会えるか」など多くの著書が私の活動の道しるべでした。
訪問入浴・閉じこもり防止の遊ビリテーションや通所リハビリなど、生活を支えるために必要だと思えるサービスメニュ-を無我夢中で取り組んできました。地域リハビリの先駆的な指導者である竹内孝仁教授・三好春樹先生・大田仁史先生を始め、全国の多くの諸先輩に教えを受けてきました。この場をお借りして心よりお礼申し上げます。
最後まで住み慣れた地域で安心・安全に暮らし続けていただくために、“サービス付き高齢者住宅・鈴ヶ野”を作りましたが、最近の介護人材不足という現実を肌で感じる毎日でもあります。
まだまだ私にとっては未完成な地域医療ではありますが、長年行ってきたパワ-リハビリテーション・加圧リハビリテーション・遠絡療法に加え、最近ではペインフリ-テ-プを使用しての除痛治療と新しい興味や関心はまだ衰えていません。皆様に恩返しする気力は充分に残っております。
最後になりましたが、今日まで支え続けて下さる素晴らしい方々と、苦楽を共にしてきた職員の皆様に深く感謝を申し上げます。今後とも引き続きご厚情とご支援をお願い申し上げます。
地球温暖化による気候変動・新型コロナの世界的な猛威・サル痘の発生・ウクライナ戦争・食糧不足・物価上昇など騒々しい世情ではありますが、皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
森本外科・脳神経外科医院
看護部長 金田 弘子
30年前に急性期医療を展開する病院勤務を経て、当診療所で働くことになりました。病院とは違い看護師・ケアマネジャ-の仕事に誇りを持ち、生活を支えるためのケアミックスという取り組みで、多くの方々との新たな出会いは財産となり、かけがえのない人脈ができました。私が多くの方々と出会うことが出来たのは、理事長・院長はもちろんこと、各職場での支えがあればこそだと感じております。本当にありがとうございます。
45年の間に積み重ねてきた「もりもと」の経験から微力ではありますが、スタッフの質の向上はサービスの質の向上となり、いずれは利用者に返ります。そこで院内や地域を含めてあらゆる研修の機会をいただき人材育成を実践してまいりました。
私の理論の拠り所は、「竹内孝仁著」を勉強したものであります。
竹内教授は「理論なきところに有効なケアなし」と言われます。利用者が笑っているからと言って満足しているとは限らず、たまたまうまくいっただけでは科学的なケアとはいえません。我流で思いつきケアやその場しのぎのケアに振り回されている人、結果オーライを自慢しているだけでは実践力は育ちません。「高齢者ケア」「認知症ケア」「ケアマネジメント」「介護予防」などについてそれぞれ理論を組み立てておられます。実際、私は数々の先生の著書から多くのことを学び、裏打ちされた理論に実践事例から自立支援介護並びに科学的な介護を実践して、理論に立ち返り実践です。
竹内教授は研究者の面と実践者の面の両方を持ち合わせている希有な方で、現場が苦手な理論の体系化を行ってくださるありがたい先生だと思っています。あれは現場ならではの観察力や実践の積み上げでしか構築できないものであると思います。「ニーズは星の数ほどある」「ニーズは氷山の一角である」などと言われる先生が多い中、竹内教授は在宅生活の『8領域ニーズをたった21』で示しました。他の先生を師事する人にとっては呆気にとられてしまうシンプルさだと思います。でも現場で忙しくしている人間にとっては、このシンプルさがありがたいのです。しかしそれでいて深い、というのが竹内教授の持ち味でしょうか。私は平成5年から教授に師事しており、マネジメント等に関する本はほとんど熟読しました。指導者から学んだ内容が私の理論と実践を確かなものとしていくうえで欠かすことのできないものでした。
認定ケアマネジャ-として5年に一度の更新があります。更新手続きには学会参加・各研修会への参加・研修講師・座長やシンポジストの経験有無等の記載がありますので、何とかクリアするために研修・研鑽を積み、能力の高い(質の高い)ケアマネジャーを目指します。これからも学んだことを実践、さらに研修等で学んだことをフィ-ドバックしながら自立支援・重度化を防止のための知識を習得していきます。
45年の歴史
- 1977(昭和52)年
- 有床診療所開院(15床)
- 1978(昭和53)年
- 救急医療機関指定
- 1982(昭和57)年
- 訪問看護開始
- 1984(昭和59)年
- 第1回患者交流会
- 1986(昭和61)年
- 入浴サービス開始
- 1988(昭和63)年
- 訪問看護点数化、ミニデイケア開始
- 1989(昭和64)年
- 山陰老人ケア研究会開催
- 1989(昭和64)年
- 健康と福祉を考える会開催
- 1992(平成4)年
- 在宅医療に専念するため救急指定返上
- 1994(平成6)年
- 老人デイ・ケア(Ⅱ)施設認定
- 1995(平成7)年
- リハビリ施設認定
- 1996(平成8)年
- 医療法人化、在宅支援センター受託
- 1997(平成9)年
- 訪問看護ステーション「鈴ヶ野」設立
- 1999(平成11)年
- 療養型病床群(12床)認可
- 2000(平成12)年
- グループホーム開設、通所介護事業所認可
- 2001(平成13)年
- パワーリハビリテーション開始
- 2003(平成15)年
- 介護予防事業委託(パワーリハ)
- 2004(平成16)年
- 遠絡療法開始
- 2005(平成17)年
- 加圧トレーニング開始
- 2006(平成18)年
- 在宅療養支援診療所
- 2008(平成20)年
- ノルディックウォーク指導開始
- 2009(平成21)年
- パワーリハビリテーション学術大会開催
- 2010(平成22)年
- 鳥取県男女共同参画推進事業認定
- 2012(平成24)年
- 開院35周年記念講演会、憩いの広場完成
- 2014(平成26)年
- サービス付き高齢者向け住宅開所
- 2016(平成28)年
- 鳥取県輝く女性活躍パワーアップ企業宣言
- 2018(平成30)年
- パワ-リハビリマシン更新
- 2019(令和元)年
- 新CT(14列)稼働、イクボス・ファミボス宣言
- 2022(令和4)年
- もりもと行動計画策定、開院45周年
45年の歴史
- 1977(昭和52)年
- 有床診療所開院(15床)
- 1978(昭和53)年
- 救急医療機関指定
- 1982(昭和57)年
- 訪問看護開始
- 1984(昭和59)年
- 第1回患者交流会
- 1986(昭和61)年
- 入浴サービス開始
- 1988(昭和63)年
- 訪問看護点数化、ミニデイケア開始
- 1989(昭和64)年
- 山陰老人ケア研究会開催
- 1989(昭和64)年
- 健康と福祉を考える会開催
- 1992(平成4)年
- 在宅医療に専念するため救急指定返上
- 1994(平成6)年
- 老人デイ・ケア(Ⅱ)施設認定
- 1995(平成7)年
- リハビリ施設認定
- 1996(平成8)年
- 医療法人化、在宅支援センター受託
- 1997(平成9)年
- 訪問看護ステーション「鈴ヶ野」設立
- 1999(平成11)年
- 療養型病床群(12床)認可
- 2000(平成12)年
- グループホーム開設、通所介護事業所認可
- 2001(平成13)年
- パワーリハビリテーション開始
- 2003(平成15)年
- 介護予防事業委託(パワーリハ)
- 2004(平成16)年
- 遠絡療法開始
- 2005(平成17)年
- 加圧トレーニング開始
- 2006(平成18)年
- 在宅療養支援診療所
- 2008(平成20)年
- ノルディックウォーク指導開始
- 2009(平成21)年
- パワーリハビリテーション学術大会開催
- 2010(平成22)年
- 鳥取県男女共同参画推進事業認定
- 2012(平成24)年
- 開院35周年記念講演会、憩いの広場完成
- 2014(平成26)年
- サービス付き高齢者向け住宅開所
- 2016(平成28)年
- 鳥取県輝く女性活躍パワーアップ企業宣言
- 2018(平成30)年
- パワ-リハビリマシン更新
- 2019(令和元)年
- 新CT(14列)稼働、イクボス・ファミボス宣言
- 2022(令和4)年
- もりもと行動計画策定、開院45周年
記念品
看護課・医療事務課
リハビリ課
デイケア課
デイサービス課
グループホーム課
サ高住課
在宅支援課
給食栄養課
イベント
※感染予防対策を徹底し開催致しました。